$ 0 0 株価の賞味期限は、企業の賞味期限(正確には企業業績の賞味期限)よりも短い投資家は先を争って、他人よりも一歩でも先に、少しでも安く買おうと行動する。多少フライングでも構わない、短期的には多少は割高でも構わない、株価は私の買値を超えて大きく上昇するのだから・・・そういう意識が投資家の心を占有している。実態よりも株価が先行するのは、投資家の欲望、推定、判断が背景にある。半歩先に進んで、現実が追い付いて来るのを待つ。来たら、また半歩先へ進む。ダメそうな雰囲気を感じたら、悪化の事実の前に、投資家は投げ売りする。だから、株価の賞味期限は業績の賞味期限よりも早くやって来るのだ。