前回、
1:買いの多くは平常心だが、売りは非平常心(不安な気持ち、パニック傾向)
2:買いはほとんどが指値、売りは結構な割合で成り行き注文
3:株価の上昇はユックリ、株価の下落は急速
・・・と書いたが、このことから示唆されることがある。
それは、バブルは滅多なことでは発生しない、バブルになるには数多くのハードルがある、という歴史的な事実だ
しかし、日々の報道やSNSの内容を観察していると、ちょっと大幅に上がったり、数か月間も堅調な地合いが続けば、「異常だ、バブルだ」と騒ぎ立てる傾向がある。
そして、そういう状況の時に、何かの拍子で下げが来ると、プチ・パニック的な売りラッシュが発生する
バブルに向かう過程では、このように途中で何度もガス抜き下落がくる
下図の水色の部分だ
この何度もやって来るガス抜き下落を乗り越えながら、バブルは成長を続けていく
日本のバブル期の実証研究も存在している
バブル期には現状を肯定する風潮が世間を席巻する、バブルをバブルだと認識するのは、崩壊が始まってからだ、という歴史的な事実だ
続く