後日になって判明する、当日と後日の時間差を忘れてはならない
その時に判明している事実に反応するしかないのが当日の相場歴史を参考にする時に注意すべき点は、5年後に本当のことが分かり、10年後に相場を解説した本が書かれる時、本の作家は投資家・市場が真実を最初(=その時)から知っていたという誤解で書いてしまうことだ経済指標も、1年後に正式なものが確定するモノ、2か月後に発表されるモノ、様々な時間差がある。データに基づいてと相場を分析する人も、上記作家のような過ちを...
View Article地銀がゼロ金利政策を終了しろ、と言っている
地銀がゼロ金利政策を終了しろ、と言っている昨年12月以降の長期金利の事実上の自由化は長短金利差を拡大させた融資が伸ばせるメガ銀には朗報だしかし、融資が伸ばせず、縮小傾向と戦っている地銀にはメリットが小さい地銀は貸し出しに使われない余剰資金を、融資資金が足らないメガ銀に貸しているその貸出金利が短期金利であり、いまだに「ほぼゼロ%」が続いている地銀はメガ銀への貸出金利の大幅アップを望んでいるのだ
View Article持ち込み案件に飛びつくから失敗するM&A
M&Aの成功確率は3割だと言われている。何故、3件に2件は失敗してしまうのだろう?最大の理由は、業者が持ち込んだ案件に飛びつくからだ常日頃から次の買収先を物色している企業は、それ専門のチームが様々なターゲット企業を分析して、フェアな、損をしない、失敗しない買収価格を計算しているだから、「これどうです?...
View Article最高の投資手法 (3) 知る、納得する、できる
(1)一番上がる銘柄を買う(2)どうやって、その銘柄を見つける~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~投資に関して勉強しようと思って、本を読む、ネットで動画情報を視聴する、誰かに教えてもらう。そこには著者の意見・考え方や手法が掲載されている。それが自分にとって未知だったり、自分の認識や感覚と異なる場合、複数の反応パターンがあるあ)へーっ、そうなんだ、と賛同するい)そうなのかな?...
View Article最高の投資方法は (4)不安なものほどよく上がる
どっちの銘柄が今後の上昇率が高いのか?銘柄Aは大丈夫そうだけど、銘柄Bは自信が無いなあ~、買うのは不安だなぁ~そんな時、安心できる銘柄Aを買ってしまう事が多いそして後日になって思い知るのは、「あれ~、銘柄Bの方が上がっている」という結果だこの結果には、しっかりした理論的な背景がある安心できるモノには高い値付けをする不安なモノには安い値付けをするそれが人間の古今東西で変わらぬ行動パターンだ不安なものを...
View Article最高の投資方法は (5)法則を発見しない <その1>
株価は何によって決まるか?それを解説する教科書には下記のような数式が出ているax+ by+ cz+ ・・・= 株価x,y,zは、株価を決めるファクターa,b,cは、その割合、重要度例えば、55*業績予想 + 20*金利予想 + 8*為替レート予想 + ・・・・=...
View Article最高の投資方法は (6)法則を発見しない<その2:多分こうなっているから、方程式化が困難>
春山も随分前に「妥当株価をPCで計算するモデル」を開発しようとトライしたそしてQuants...
View Article最高の投資方法は(7)失うものは過大評価され、チャレンジで得られるものは過小評価される
現在保有している銘柄が5銘柄(a,b,c,d,e)でフル・インベストメント状態そいういう状態で、有望だと感じる銘柄fを発見したその時、a,b,c,d,eのどれと入れ替えれば良いのか迷ってしまう例えば、bを売ってfを買おうと思ったとしても、急に新規に買うfよりも、現在保有のbの方が良いのではないか、と迷ってしまうこういう感情は、「自分が選んで購入したモノには愛着が沸くし、特別な価値がある」と感じる人間...
View Article最良の投資方法は (8)買いは単純、売りは複雑
買いは、新規にポジションを立てるものだ儲けたい、この銘柄は値上がりするだろう、じゃあ買おう!・・・という希望と欲望に沿ったシンプルな判断と行動だ(捕らぬ狸の皮算用、とも言えるけどね)それに比べると、売りは複雑だ売りの背景、引き金、理由、それらは複数ある中でも「買った株の不満足な現状」は投資家を悩みや葛藤を含む複雑怪奇心理状態に陥れ、色々ともがいた挙句に売ろうという判断・行動になっていくプロセスだ何故...
View Article富裕層ビジネスでは、「営業担当者が顧客よりも格段に知識経験が秀でている」必要がある
春山も富裕層を担当したことがあるが、その時に思い知ったことは、1:Aランク富裕層には、金融機関が10~20社も群がっている2:Aランク富裕層は数多くの金融機関から知見を習得している3:経験年数5年未満の若造は、Aランク富裕層に教えるどころか、教わる状態つまり、富裕層ビジネスでは、「営業担当者が顧客よりも格段に知識経験が秀でている」必要があり、それでなければビジネスを獲得できないなお、富裕層の定義は様...
View Article最良の投資方法は (9)株価の上昇はユックリで、株価の下落は急速だ
前回・・・・単純な買いと複雑な売りという両者が市場でぶつかり合って、毎秒売買が成立しているので、株の売買に関して、「安いから買う、高いから売る」、という単純で対等な紐付けや対比ができない・・・・と説明しました株価は、今の株価が安いと思う人と高いと思う人のぶつかり合いのバランスで生まれてるという単純構造ではない、という事ですとは言え、買いたいと思う人と売りたいと思う人のぶつかり合いのバランスで生まれて...
View Article最高の投資方法(11) 空白スペースは多い方が良い
何かを考える時、脳は二個の作業をする1:過去の記憶(蓄積されたBigData)を引っ張り出す2:現状を過去の記憶(蓄積されたBigData)と比較検討するPCに例えれば、過去の記憶(蓄積されたBigData)を引っ張り出す、現状を過去の記憶(蓄積されたBigData)と比較検討する、この処理能力はCPUの処理速度に依存するまた、蓄積されたBigDataと現状を比較検討するための場所の広さも重要で、こ...
View Article最高の投資方法(13)誰に向けて話していますか? 誰がターゲットですか?
書いたり、話したり、情報を発信する際に留意していることがある誰に対しての情報発信か?どんな性格・傾向を持った人に対してか?その種の情報をどの程度理解しているグループに対してか?真剣な解決策、回答を求めている人に向けてか?単なる軽い興味で聴いてみただけ、というレベルの人に向けてか?上記のような留意点なのだが、何故それによって発信内容を変更する必要があるのか?1:解説や意見は、2-3行、2-3分では済ま...
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